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FXを極める=2008年がまた来る [FXを極める]


2010/12/03 19:04

 08年7月のことを思い出す。
 ECB(欧州中銀)が「間違った利上げ」(欧州系証券)に踏み切った、あの08年7月。

 同年6月の理事会後の会見。トリシェ総裁は利上げを示唆した。ときあたかもサブプライムローン問題による市場の混乱期。ECBは政策金利の据え置きを続け、市場では利下げ観測が強まっていた。

 飛び出したトリシェ総裁の発言は、国際商品市況の上昇を警戒してのことだった。

 市場関係者は一様に驚きの声を上げた。

ECBは、景気腰折れのリスクを取ってまで利上げに踏み切ったのである。

 ECBが利上げを断行した08年7月、NY原油先物は史上最高値を付けた。

ECBはドイツ・ブンデスバンクのDNAを継承するインフレファイターであり、インフレ圧力が高まれば利上げに動くのである。ECBの使命には「雇用の最大化」は含まれていない。あるのは、ただ「物価の安定」である。従って、むやみやたらに過剰流動性を市場に放出するようなマネはしない。

10年12月2日のECB理事会でユーロ圏国債の購入拡大には踏み切らなかったが、根底にはインフレに対する、生まれながらの抵抗心がある。

 08年のような現象が、再び起きる可能性がある。

 NY原油先物が、100ドルを目指して上昇基調を強めている――

 新興国では資本流入規制の動きが相次ぎ、ハイパフォーマンスを求めてリスクマネーが国際商品市場に狙いを定めている。

 景気の過熱感なき、インフレ圧力の高まり。しかし、それはECBを「誤った利上げ」に駆り立てる。

 11年に入れば、いよいよ「ポストQE2」への模索が始まる。

FRB(米連邦準備制度理事会)が打ち出したQE2(第2次量的緩和)は、11年6月までである。

QE3ならリスクマネーは一段と商品を目指すだろう。打ち切りでも、それは米景気回復の証なのだから国際商品は上がるだろう。


 それまでの間に、欧州では何が起きるか。

 「アイルランド」の次の救済国が出ている可能性を否定できない。インフレ圧力をより重視して一段の流動性供給や国債購入拡大に踏み切れないなら、そうした観測が強まれば、ユーロ圏はどうなる。

 そこにあるのは、耐え切れないほどのユーロ圏各国国債の利回りの急上昇である。スペインやイタリア、フランスとて利払い負担に耐えられなくなる展開もありうる。

 2011年、ユーロは存亡の危機に立たされるとみる。

 08年7月にECBは利上げ。

 08年9月、リーマン・ショック。(和田崇彦)

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

【提供:モーニングスター社】
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